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『Meteoron: 11人の人たちにとってローカルになるから』

2020.9/26–10/18 10:00~17:00

John Gan Jihn (じょん がん じん)


2019年、米村優人と藤本流位によって京都にて結成。
特定の個人に起こった「ある普遍的な出来事」をコレクティブ全体の問題意識として共有することで、その個人が抱える苦痛や不安感を拡張し、あたかもそれが破滅的なカタストロフであるかのようにでっちあげる。そのカタストロフをもとに彫刻、映像、サウンドスケープなど複数のメディアを使いながら、空間、あるいはプロジェクトとして構成・編集する。
今回のメンバーは、米村優人、藤本流位、藤村南帆、HOO VOE、大西晃生、倉知朋之介、長谷川大祐、竹浦曽爾、岡はるか、涌田千尋、坂本森海。

展覧会ステートメント

私はこの天理という場所にとって全くの他者だ。それにもかかわらず、展覧会を開催することになった。知らないところで大きな力が作用したことによって、このような機会が与えられた。この展覧会にて、私は落下する隕石のように、土地のなかに介入していくことになるだろう。私は自問する隕石だ。落下してしまったことについて考え、落下したことで何が起こるのかを考えねばならない。

本展覧会は、力を加えること/加えられることの相互関係を軸に構成される。権力のように大きなものが私たちに対して働きかけてくる一方で、自らも力を振りかざして物事を動かす。私たちは自らが力を使うということに意識的であるが、その私たちの主体性も、環境やシステムなどのより大きな力によって決定されているということも忘れてはならない。力が加えられていることが前提であり、そのなかで私たちは自らの力を振るう。

落下する隕石は、それ自体が圧倒的な力である。しかし、その隕石をどのように捉えるのかということも、私が隕石に対して力を振るうということだ。

展覧会名|Meteoron: 11人の人たちにとってローカルになるから
作家|John Gan Jihn
会期|2020年9月26日(土)–10月18日(日)
時間|10:00–17:00
休廊|火・水曜日
会場|Art-Space TARN/ 滝野邸町家
入場|無料
主催|天理市
協力|奈良・町家の芸術祭 HANARART 実行委員会
進行・デザイン|graf

https://tenri-tarn.tumblr.com/meteoron

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